やわら

学会二日目．

今日は自分の口頭発表がありました．

緊張して喉が渇くわ，早口になるわで落ち着いてはいられませんでしたが

何とか無事終わりました．

学会会場には以前ピアノの沢田先生のところで

歌のレッスンをしていた時の生徒さんのお父さんがおられ

色々やっていると色んな縁が広がるなぁとしみじみ感じました．


学会では毎回特別講演があるのですが

今回は柔道の佐藤宣践さんの講演でした．

僕は知らなかったのですが山下泰裕選手の先生だそうで

佐藤先生ご自身も有名な選手で

指導者としても柔道会にご尽力されて

東海大柔道部を何度も全国一に導くなど

柔道会のレジェンドのようなお方でした．

講演で印象的だったのは

生徒のやる気を引き出す方法はとの質問に


「礼を教える」


と答えられたことです．

まずは礼儀作法でお互いがちゃんと話を出来る

形を作ってそれから生徒の話を素直な気持ちで聞くことだそうです．


最近，「代表的日本人」に始まり「武士道」「茶の本」と読み終わり

日本人として誠実に生きねば

と思っていたところでしたので

このお答えはすっと腑に落ちてきました．

講演内容も佐藤先生の口調や姿勢から誠実さが

一直線に伝わってくる感動的なものでした．



三畳一間で聞くこの曲の味わい深いことよ．